トランコムDS株式会社 導入事例
ルナルナ オフィスを導入し、女性が抱えていたどんな問題が解決したのか、社内での理解促進はどう行ったのか、実施した感想についてお答えいただきました。
大きく分けて、3つあります。
1つ目に『女性の働きやすさ』です。女性を優遇するというよりは、女性特有の健康課題を会社がサポートすることで、男女関係なく同じ環境で働けるようにしていくことが必要だと考えていました。
2つ目に『安全運転』です。当社では、全体の3割が女性従業員で、そのうち9割が配送ドライバーとして勤務しています。オフィスワーカーであれば自分のタイミングで、それなりにキレイなお手洗いを利用出来ますが、住宅街での配送業務が主なので、コンビニのお手洗いをお借りすることも多く、周囲にお手洗いがないこともあります。業務上、トラックの乗り降りが頻繁に発生しますし、重い荷物を持つこともあります。以前話をした現場の従業員からは、「経血でシートを汚してしまった」「腰痛・腹痛、生理中の眠気でつらい」という声もあり、安全運転を推進する上で深刻な問題だと感じていました。
3つ目に『体調不良による当日欠勤の対応』です。一人ひとりが担当のコースをもって配送にあたっているため、自分のコースという意識を強く持っています。
自分が休むことで他のメンバーに迷惑がかかる、組合員さんに迷惑がかかる、という気持ちから、体調不良でも我慢して配送している従業員がいました。また体調によっては当日欠勤をせざるを得ない人もいます。そういった場合には、管理者が人員を調整し、他拠点から人の応援要請をしたり、自らが配送を行ったりといった対応が必要でした。
弊社は、全国にわたって拠点があるので情報伝達に不安を感じていました。ルナルナ オフィスの導入は、女性特有の健康課題に悩む従業員にとても有益な情報で、絶対に必要としている人がいるはずなのにそれが伝わっているのかが見えづらかったです。各所の規模感・風土の違いにより、末端まで伝えることの難しさを痛感していましたが、社内SNSや個人チャットを活用し、全社・個人に向けて発信を行っていきました。こちらの働きかけとコミュニケーションの取り方の工夫は、ルナルナ オフィスのプログラムに限らず、力を入れてやっていかなくてはいけないと思っています。
また、従業員への周知の際にはLIFEMのサポート担当の方にポスターなどのツールをいただけたことはかなり有難く、ご支援いただいたおかげでスムーズに募集・登録リマインド等をすることができました。
本導入をするにあたって、トライアルで利用していた従業員に対して、“応募は不要で継続できます”という案内を社内SNSのチャットで送りました。その際に一人の従業員から長文の返信をもらいました。「このプログラムの導入に本当に感謝しています。配達スタッフは生理で悩んでいる人が多く、トイレにこまめにいけない、腰痛を伴った配送でイライラが積もることがあります。この機会にピルの服用を開始したことで、月経時の体調を管理するのがかなり楽になりました。会社からのサポートがなかったら多分そのままにしていました。この場を借りてずっと御礼を言いたかったです。」こちらの従業員とは面識がなかったのですが、会社がアクションを起こしたことに対して、日々の業務がやりやすくなったと感じてもらえたことを知り、導入して心から良かったと思いました。
ルナルナは認知度が高く、安心感がありますし、こちらのプログラムは場所の制約がなく効率的に受診が出来るため、多くの人に知ってもらいたいと率直に感じました。
オフィスで働く方はもちろん、日々身体を動かす現場でのお仕事、工場勤務や配送業務に従事している従業員がいる企業にも特におすすめです。
ライン作業をとめてしまう、配達が滞ってしまうことは会社として問題ですので、このような問題が起きないよう従業員一人ひとりが健康で働きやすい職場をつくることが必要だと感じています。