ルナルナ オフィス

丸紅株式会社 導入事例

「プレゼンティーイズムの改善でより働きやすい環境へ」丸紅株式会社

お客様基本情報
企業名:
丸紅株式会社
業種:
卸売業
従業員規模:
4,379名(丸紅グループの従業員数 46,100名)
導入プログラム:
月経プログラム、妊活相談プログラム、更年期プログラム

丸紅人事担当者へのインタビュー

ルナルナ オフィスを導入し、「女性が抱えていたどんな問題が解決したのか」、「社内での理解促進はどう行ったのか」、また「実施した感想」についてお答えいただきました。

丸紅株式会社 人事部人事厚生課長 馬場氏
丸紅株式会社
人事部人事厚生課長 馬場氏

業務の中でどのような課題を感じていましたか?

人事部には様々な機能がありますが、私がフェムテック関連で携わっているのが、従業員の健康管理やワークライフマネジメントです。
その中で、“ルナルナ オフィス”のプログラム導入も担当させていただくことになりました。
社会課題とされている『女性活躍推進』や『健康経営』は当社の課題としても認識しています。
『女性活躍推進』という点においては、当社の女性社員の比率は世の中の男女比率(概ね1:1)と比べると少ないのが現状です。これまで行ってきた働きやすい環境づくりや意識・風土の醸成による「活躍し続けられる環境づくり」の継続に加え、今後は「タレントパイプラインの拡張」に向けて、女性の採用・成長機会の拡大・計画的な配置や登用にも一層力を入れていきたいと考えています。
また、『健康経営』という観点でも、4つの柱*を掲げ社員に知識提供を行い、実際に行動変容してもらうための取組を行っていますが、まだまだ出来ることがあるのではないかと考えています。

*丸紅健康経営の『4つの柱』
・健康リテラシーの向上
・がん・生活習慣病の対策
・メンタルヘルス対応の強化
・女性の健康維持・増進に向けた取り組みの強化

ルナルナ オフィスの導入の目的は何ですか?

女性活躍推進を行う上で、女性をさらに支援する “ルナルナ オフィス”のようなサービスを求めていました。
これまで、女性の健康に特化した当社のサポートとしては、乳がんや子宮がんの予防・早期発見のための検査補助や相談窓口の設立などが主でした。
女性にだけフォーカスするということもあって、啓発活動が中心でしたが、近年、健康経営の観点からプレゼンティーイズム*という言葉が出てきて、女性特有の症状である生理痛・PMS(月経前症候群)や更年期症状など、これまで目を向けられていなかった部分があったことに気づきました。ルナルナ オフィスはオンライン診療・相談を通して産婦人科の医師に診察してもらえるので、プレゼンティーイズムの改善に繋がる効果を感じられると思い、導入に至りました。

*プレゼンティーイズムとは
健康課題が原因で生産性が低下している状態のこと

プログラム導入を通してどのようなことを期待していますか?

プログラム開始時に開催しているセミナーを通じて、男女問わず、女性のカラダについて学ぶ機会を得ることで、女性特有の体調不良も、頭痛や腹痛と同じように気軽に周りに相談が出来て、理解してもらえる環境が出来たら良いなと思います。
自分自身がフェムテックに関わる業務をしていると、健康管理担当の男性にも気にせずに月経や更年期の話をしてしまうのですが、ある担当者からは、男性から女性、女性から男性、相互に女性特有の話題は話しづらいかもという意見があり、ハッとされられたことがあります。
男性・女性に限らずですが、困っていても言い出しづらいことはたくさんあるなと思います。このプログラムを通して少しでも不調を言い出しやすい環境に変化させていけたらと思っています。

ルナルナオフィスの感想をお願いします。

参加している社員はまだ多くないですが、その中でも良い結果が出ていると感じており、非常にやってみて良かったと思うプログラムです。
セミナーから効果検証まで一貫して行っていただけて、プログラム前・中間・後のサーベイをそれぞれとってくれるので、効果を分かりやすく確認することが出来ます。結果を可視化出来るのも、次への取組や社内への報告にとても役立っています。
プログラム全体を通して満足度は高いです。今後もプログラムを継続していく中で、社内全体の女性の健康課題に関する理解が進み、プレゼンティーイズムが改善していくことを期待しています。

このサービスはどのような会社におすすめでしょうか?

意識の啓発が会社に与える影響は大きいと感じているので、女性社員が多い企業はもちろんですが、男性社員が多くいらっしゃる企業にも有効であると思います。少数で頑張っている女性社員の方へのサポートにも繋がりますし、プログラムによる啓発を通して、会社内だけでなく会社外の女性パートナーへの理解へと連鎖していくことは、社会的にも大事なのではないかと個人的には思います。

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