ルナルナ オフィス

大建工業株式会社 導入事例

「新たな取り組みで、新たな採用に繋げる」大建工業株式会社

お客様基本情報

企業名:
大建工業株式会社
業種:
その他製品
従業員規模:
3,564名(2023年3月31日現在)
導入プログラム:
月経プログラム、妊活相談プログラム

大建工業株式会社人事担当者へのインタビュー​

ルナルナ オフィスを導入し、女性が抱えていたどんな問題が解決したのか、社内での理解促進はどう行ったのか、実施した感想についてお答えいただきました。

大建工業株式会社 総務人事部 人財戦略室 室長 山下氏 暮石氏
大建工業株式会社 総務人事部 人財戦略室 室長​
山下氏 暮石氏

どのような健康課題を感じてルナルナ オフィスを導入しましたか?

弊社では定期的に従業員の健康に関する調査を行っています。調査の結果から課題だと感じていたのが、運動不足と喫煙率の高さ、肩こり・腰痛といった身体の不調です。これまで、運動不足に対してはウォーキングイベントを実施。卒煙チャレンジやストレッチ動画の配信など、それぞれの課題に対する策を講じてきました。その結果、健康に関する調査の数値が改善し、施策の効果が出ていると言えます。一方で、このような健康課題は一つの施策で従業員全員の課題を改善に繋げることは難しいとも感じていました。「年齢の高い層にとっては良い施策でも、若者にはあまり効果がなく興味も持てない」といったように策を打っても何の影響もない人が一定数いました。年齢や働き方によって異なる健康課題があり、これまで行ってきた策では若い女性がターゲットになりにくいとも感じていました。そこで、プレゼンティーズムの要因として多くの女性従業員が悩んでいる生理などの女性特有の健康課題を解決したく導入しました。

導入までのフローを教えてください。​

最初はESGを推進する部署からルナルナ オフィスの情報をもらったことがきっかけです。その資料を見て「あ、これ(今、抱えている課題解決に)使える」と思い、最初に提案頂いてから2か月後には役員が多く出席する会議で提案をしました。ただ、最初は反応が薄く本当に効果があるのか分からない、どれだけの人が苦労しているのか分からない、というように女性の健康課題に対する知識・理解がないので、すぐに承認はされませんでした。
まずは、社内の実情を確認するために健康関連の調査の一部改訂を行いました。これまでもプレゼンティーイズムの要因を調べる設問がありましたが、要因の候補として「月経・PMS」「更年期障害」を加えました。調査の結果、女性従業員のプレゼンティーズム損失割合が高い要因のトップが「月経・PMS」であることが分かりました。女性社員の中で月経に悩んでいる割合は3割を超え、20代30代に絞るとさらに多く、実態を把握できたこと、対処すべきことであるとわかったことが導入の大きな決め手となりました。

導入後、社内外からどのような声がありましたか?​

社外からは、主に採用の過程で『女性に優しい会社』『踏み込んだ施策まで実施している』という評価を得ました。新入社員からも『他企業にはない施策でインパクトが大きいですよね』というコメントが多々ありました。導入している企業が業界にまだ多くないことは弊社にとってプラスになると思ったので、採用担当に依頼して他の施策よりも目立つように採用セミナーで取り上げてもらったことも影響の大きさにつながったと思います。他のダイバーシティや健康経営に関する施策にも力を入れてきたこともあり、新卒の応募はここ3・4年で女性の方が多くなっています。今年に関しては女性の応募が圧倒的に多く、ルナルナ オフィスの導入も影響があったのではないかと考えています。
同じ業界の企業の方に自社のダイバーシティについて説明した際に、女性の採用数が男性と変わらないことを伝えると、非常に驚かれます。当社の属する業界で女性の採用が多いことはとても珍しく、ダイバーシティの推進は他社との差別化に寄与しています。
社内から直接聞いた反応はごく一部ですが、『良かったよ』という感想は多くいただいています。月経への理解を深めるためのセミナーについても管理職を含め、プラスの意見しかありません。本日も中途採用に関する打ち合わせで、経理部の部長が『うちの女性活躍はかなり進んでいるから』と言っていました。これまでの活動が社内の女性活躍推進への理解を後押しするとともに、エンゲージメントの向上にもつながっていることを認識しました。

ルナルナ オフィスの感想、どういった企業にお勧めか教えてください。​

社内風土を醸成するうえで会社がこういう取り組みをしている、というシンボルになると思います。ルナルナ オフィスのような比較的新しいサービスを導入していることで、女性活躍に本気の会社だと伝わるのではないかと感じています。また、社内で女性の健康課題に関心を示す人が増えたことも大きな成果です。身近なテーマのはずなのに、男性からするとどこか遠い意識を持っている女性の健康課題に対して、会社からセミナーを通じ、男性や管理職などに理解を促すことが出来、本当に良かったと思っています。
我々の業界のように女性の割合が圧倒的に少ない企業や、女性採用や女性活躍に関する対策が社内で認知されていない企業に特におすすめしたいです。

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